itukaの雑記帳

Bonne Journee

百人一首

⑩ 続後撰集と百人一首

「続後撰和歌集」から「百人一首」に選出された歌(2首) 1199 雑中(百人一首99番歌) 人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は by 後鳥羽院 1202 雑下(百人一首100番歌) ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけ…

⑨ 新勅撰集と百人一首

「新勅撰和歌集」から「百人一首」に選出された歌(4首) 525 羇旅(百人一首93番歌) 世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 網手かなしも by 鎌倉右大臣 1052 雑一(百人一首96番歌) 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり by …

⑧ 新古今集と百人一首

「新古今和歌集」から「百人一首」に選出された歌(14首) 175 夏(百人一首2番歌) 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 by 持統天皇 675 冬(百人一首4番歌) 田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ by 山部赤…

⑦ 千載集と百人一首

「千載和歌集」から「百人一首」に選出された歌(15首) 449 雑上(百人一首55番歌) 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ by 大納言公任 419 冬(百人一首64番歌) 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木 …

⑥ 詞花集と百人一首

「詞花和歌集」から「百人一首」に選出された歌(5首) 210 恋上(百人一首48番歌) 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな by 源重之 224 恋上(百人一首49番歌) みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ by…

⑤金葉集と百人一首

「金葉和歌集」から「百人一首」に選出された歌(5首).。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。. 586 雑上(百人一首60番歌) 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立 by 小式部内侍 556 雑上(百人一首66番歌) もろともに あはれと思へ 山桜 …

④ 後拾遺集と百人一首

「後拾遺和歌集」から「百人一首」に選出された歌(14首).。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。. 770 恋四(百人一首42番歌) 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは by 清原元輔 669 恋ニ(百人一首50番歌) 君がため 惜しからざりし 命さ…

③ 拾遺集と百人一首

「拾遺和歌集」から「百人一首」に選出された歌(11首) .。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。. 778 恋三(百人一首 3番歌) あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む by 柿本人麻呂 766 恋二(百人一首 20番歌、後撰集と重複) わび…

② 後撰集と百人一首

「後撰和歌集」から「百人一首」に選出された歌(7首).。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。. 302 秋中(百人一首 1番歌) 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ by 天智天皇 1089 雑(百人一首10番歌) これやこの 行くも帰るも 別れて…

① 古今集と百人一首

「古今和歌集」から「百人一首」に選出された歌(24首) .。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。. 21 春上(百人一首 15番歌) 君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ by 光孝天皇 42 春上(百人一首 35番歌) 人はいさ 心も知らず ふるさ…

勅撰和歌集

勅撰和歌集二十一代集十三代集の9~13代

百人一首 富士の高嶺に

番外メモ田辺聖子さんの「古典まんだら」を読んでいたら、山部赤人について書かれてたので百人一首4番歌に追記しました。 「古典まんだら」万葉集のページより〈山部赤人の玲瓏たる気高い歌を読みますと、これこそが日本人の象徴なのだと感じます。 気高く、情け…

番外メモ 皇族の歌

百人一首に入っている皇族の歌 男性 8首 女性 2首(持統天皇、式子内親王) 1番歌 天智天皇 第38代天皇 2番歌 持統天皇 第41代天皇 13番歌 陽成院 第57代天皇 15番歌 光孝天皇 第58代天皇 20番歌 元良親王 陽成天皇の第1皇子 68番歌 三条院 第67代天皇 77番…

番外メモ 勅撰和歌集

百人一首は、21ある勅撰和歌集の中の、10の和歌集から撰ばれています。 藤原定家が撰者のひとりとなった勅撰和歌集 「新古今集」からは、14首 「新勅撰集」からは、4首が、百人一首に採られています。 。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。 *勅撰和歌集…

(100)ももしきや 古き軒端の しのぶにも

百人一首100番歌ももしきや 古き軒端(のきば)の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり 「続後撰集」雑下1205by 順徳院 1197~1242 第84代天皇 後鳥羽天皇の第3皇子 母は平教子(平清盛の姪) 承久の乱後、佐渡に配流された ももしき=百磯城=宮中 宮中の古…

(99)人もをし 人もうらめし あぢきなく

百人一首99番歌人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は 「続後撰集」雑1199by 後鳥羽院 1180~1239 高倉天皇の第4皇子 「新古今集」を編纂 人は、あるときは愛おしく また、あるときは恨めしく思われる。 あじけない世を思うためにあれこ…

(98)風そよぐ ならの小川の 夕暮れは

百人一首98番歌 風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける 「新勅撰集」夏・192by 従二位家隆 藤原家隆 1158~1237 「新古今集」撰者のひとり 後鳥羽院時代の代表的な歌人 藤原俊成に歌を学ぶ 風が吹き、 楢の木の葉は風にそよぎ、 「ならの小…

(97)来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに

百人一首97番歌 来ぬ人を 松帆(まつほ)の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ 「新勅撰集」恋3-849 『健保6年内裏歌合恋歌』by 権中納言定家 藤原定家 1162~1241 百人一首の撰者 83番歌・俊成の息子 「新古今集」の撰者のひとり 「新勅撰集」の撰者 松帆…

(96)花さそふ 嵐の庭の 雪ならで

百人一首96番歌 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり 「新勅撰集」雑・1054 by 入道前太政大臣 藤原公経=西園寺公経 1171~1244 藤原実宗の子 定家の義弟 西園寺家の祖 桜の花を吹き散らす嵐の日の庭に、雪のように降る花びら、それは…

番外メモ 歴代大師号

歴代大師号1 伝教大師 最澄 天台宗宗祖 866年 清和天皇2 慈覚大師 円仁 天台宗 866年 清和天皇3 弘法大師 空海 真言宗宗祖 921年 醍醐天皇4 智証大師 円珍 天台宗 927年 醍醐天皇5 慈慧大師 良源 天台宗 987年 一条天皇6 本覚大師 益信 真言宗 1308年 …

(95)おほけなく 憂き世の民に おほふかな

百人一首95番歌 おほけなく 憂き世の民に おほふかな わが立つ杣(そま)に すみぞめの袖 「千載集」雑中1137 by 前大僧正慈円 1155~1225 藤原忠通(76番歌)の息子 崇徳院后聖子の弟 九条兼実の同母弟 後鳥羽院后任子の叔父 九条良経(91番歌)の叔父 身の程…

(94)み吉野の 山の秋風 小夜ふけて

百人一首94番歌 み吉野の 山の秋風 小夜(さよ)ふけて ふるさと寒く 衣打つなり 「新古今集」秋下483 詞書『擣衣のこころを』by 参議雅経(藤原雅経) 1170~1221 藤原(難波)頼経の息子 蹴鞠の飛鳥井流の祖 「新古今集」撰者のひとり 吉野の山に秋風が吹きわ…

(93)世の中は 常にもがもな なぎさこぐ

百人一首93番歌 世の中は 常にもがもな なぎさこぐ あまの小舟の 綱手かなしも 「新勅撰集」羇旅(きりょ)525by 鎌倉右大臣・源実朝 1192~1219 源頼朝と北条政子の次男 鎌倉幕府3代将軍 世の中はいつも変わらないでいてほしいものです。渚を進む漁師の小舟の…

(92)我が袖は 潮干に見えぬ 沖の石の

百人一首92番歌 我が袖は 潮干に(しほひに)見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし 「千載集」恋2-760 「石に寄せる恋といへる心をよめる」 by 二条院讃岐 二条天皇に仕えた女房 1141~1217頃 源三位頼政の娘 私の袖は干潮の時も見えない沖の石のように、…

(91)きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに

百人一首91番歌 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき 独りかも寝む 「新古今集」秋下518 「百首歌たてまつりし時」 by 後京極摂政前太政大臣 藤原(九条)良経 1169~1206 藤原忠通(76番歌)の孫 九条家を興した兼実の息子 御子左家のパトロン鎌倉幕…

(90)見せばやな 雄島の海人の 袖だにも

百人一首90番歌 見せばやな 雄島の海人の 袖だにも ぬれにぞぬれし 色は変はらず 「千載集」恋4-884by 殷富門院大輔 1131~1200年頃 藤原信成の娘 後白河天皇の第1皇女殷富門院亮子に仕えた。 貴方にお見せしたいものです。雄島の漁師の袖でさえ、どれだけぬれ…

(89)玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば

百人一首89番歌 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする 「新古今集」恋1-1034 「百首歌の中に忍恋を」 by 式子内親王 1149~1201 後白河院第3皇女 同母兄弟姉妹に 殷富門院亮子内親王 以仁王 異母兄弟に 二条天皇 高倉天皇 やがてはかな…

(88)難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ

百人一首88番歌 難波江の 葦のかりねの 一夜ゆゑ みをつくしてや 恋わたるべき 「千載集」恋3-807 「摂政右大臣の時の歌合に旅宿逢恋といへる心をよめる」 by 皇嘉門院別当 生没年未詳 源俊隆の娘 崇徳帝の后・皇嘉門院聖子の女官長 難波江の葦の刈り根のように…

(87)むら雨の 露もまだ干ぬ 真木の葉に

百人一首87番歌 むらさめの 露もまだ干(ひ)ぬ 真木(まき)の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ 「新古今集」秋下491 「50首歌たてまつりし時」by 寂蓮 1139~1202 俗名藤原定長 藤原俊成の甥(兄の子) 俊成の養子(後継者)となるが、定家が誕生した後、出家。 …

(86)嘆けとて 月やはものを 思はする

百人一首86番歌嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる 我が涙かな 「千載集」恋5-929by 西行法師 1118~1190 佐藤義清(のりきよ) 嘆けよと、月が私にもの思いをさせるのか、いや、そうではない。けれど、澄んだ月をみるとつい涙がこぼれ落ちてしまう…