13番目の勅撰和歌集「新後撰集」

「新後撰和歌集
勅撰和歌集の13番目
十三代集の5番目

宣下 後宇多院大覚寺統

撰者 二条為世

1303年成立

1607首

主な歌人
定家 32首
為家 28首
為氏 28首
実兼 27首
嵯峨院 26首
亀山院 25首
宇多院 20首
伏見院 20首
基忠 20首
後二条帝 18首
家隆 18首
宗尊親王 17首
俊成 17首


最初の歌
巻1春上1

「ふる年に春立ちける日詠み侍りける」

佐保姫(さほひめ)の
霞の衣(ころも)
冬かけて
雪げのそらに
春は来にけり

by 為氏

さほひめ=佐保姫=佐保山の神霊、春をつかさどる女神。霞にかかる枕詞

雪げ=雪が降り出しそう


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十三代集1番目
9番目の勅撰集「新勅撰集」巻頭歌は、後堀河院御製。

十三代集2番目
10番目の勅撰集「続後撰集」巻頭歌は、藤原俊成

十三代集3番目
11番目の勅撰集「続古今集」巻頭歌は、藤原定家


十三代集4番目
12番目の勅撰集「続拾遺集」巻頭歌は、藤原為家


十三代集5番目
13番目の勅撰集「新後撰集」巻頭歌は、藤原為氏


十三代集の巻頭歌は、
御製に続き、二条家歌人が4代続きました。

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