八雲立つ・・最初の和歌
南北朝時代、20代後半から各地を遠征して戦った宗良親王は、生涯2000首以上の和歌を詠んだといわれます。
准勅撰集「新葉和歌集」は、久坂玄瑞や坂本龍馬など幕末の志士たちも愛唱したといわれます。
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偶然、宗良親王が出雲を詠んだ歌をみつけたので書いておきます_φ(..)
そのままに
神代もとほく
へだたりて
跡やふりぬる
出雲八重垣 by 宗良親王
神代、カミヨは遠くなりましたね。
出雲八重垣は、
日本で一番古い和歌の1節です。
八雲立つ
出雲八重垣
妻籠(ご)みに
八重垣作る
その八重垣を
by 須佐之男命 スサノオのミコト
from 古事記&日本書紀
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須佐之男命は神話の神様
父は、イザナキ 伊邪那岐
母は、イザナミ 伊耶那美
(岐美ニ神)
父のイザナキが黄泉の国から地上に戻り、穢を落とす禊を行ったときに、様々な神が生まれ、
最後に生まれたのが
三貴子
左目から 天照大神(姉)
右目から 月読(姉または兄)
鼻から 須佐之男(弟)
須佐之男は、黄泉の国の母に会いたいと言って泣き止まないので追放されてしまう。
須佐之男は姉のいる高天原に行くが、姉の天照大神は須佐之男の粗暴な行いを恐れて天の岩戸に隠れてしまった。
高天原を追放された須佐之男は
出雲の山へ降り
そこで美しいクシナダヒメに逢う。
クシナダヒメは巨大な怪物ヤマタノオロチの生贄にされるという。
須佐之男は
ヤマタノオロチと戦って退治し
クシナダヒメと目出度く結婚する。
出雲で結婚するときに
須佐之男は
八雲立つ
出雲八重垣
妻籠(ご)みに
八重垣作る
その八重垣を
と歌を詠んだ。
希望に満ち溢れた歌ですね。
ヤマタノオロチを退治した時に
ヤマタノオロチの体から剣が出てきた。
(草薙の剣クサナギノツルギ)
須佐之男は、草薙の剣を
八百万の神々によって岩戸から出ていた天照大神に献上して、それが古代天皇の三種の神器の一つとなった。
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勇ましいスサノオですね。
古代神話には男か女か分からない神様がいます。
ジェンダーレス、それが自然だったのかな。
お父さん(イザナギ)が子供産んでますし。
戦いの時、クシナダヒメはクシになってスサノオと共に在るのですが、武器になって戦った説もあるとwikipediaに書いてありました。
家で待ってれば安全なのにね。
時代と共に変わる価値観
人はどんな未来に向かっているのでしょう
素敵な未来だといいな
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