② 後撰集と百人一首

後撰和歌集」から「百人一首」に選出された歌(7首)

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302 秋中(百人一首 1番歌)

 秋の田の
 かりほの庵の
 苫をあらみ
 わが衣手は
 露にぬれつつ  by 天智天皇


1089 雑(百人一首10番歌)

 これやこの
 行くも帰るも
 別れては
 知るも知らぬも
 逢坂の関  by 蝉丸


776 恋三(百人一首13番歌)

 筑波嶺の
 峰より落つる
 男女川
 恋ぞつもりて
 淵となりぬる  by 陽成院


961 恋五(百人一首20番歌)

 わびぬれば
 今はた同じ
 難波なる
 みをつくしても
 逢はむとぞ思ふ  by 元良親王


701 恋三(百人一首25番歌)

 名にしおはば
 逢坂山の
 さねかづら
 人にしられで
 くるよしもがな  by 三条右大臣



308 秋中(百人一首37番歌)

 白露に
 風の吹きしく
 秋の野は
 つらぬきとめぬ
 玉ぞ散りけり  by 文屋朝康



578 恋一(百人一首39番歌)

 浅茅生の
 小野の篠原
 しのぶれど
 あまりてなどか
 人の恋しき  by 参議等


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