読書2022年 9月

*「風を追いかけて」
 シャーリー・マクレーン/地湧社

ドラマ「ダウントン・アビー」で見ていた女優シャーリー・マクレーン、一人旅でこんなに凄い経験をしてるとは驚いた。
特にブータンでの政変(1964年、ブータンの首相ジグメ・ドルジェが暗殺された)時にちょうど旅をしていて生命の危険にさらされた話はハラハラドキドキしました。


*「アウト・オン・ア・リム」
 シャーリー・マクレーン/地湧社

 最後は精神世界や因果応報の話。自分を愛し、隣人を愛し、生きとし生ける者を愛する、全ては一つ、ナカナカ難しい。まず自分を愛することから始めましょう。思考のスピード、テレパシーは、光のスピードより速い、そうかもね。宇宙の果てまで届いてるかもしれないと思うと面白いです。


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*「世にも危険な医療の世界史」
 リディア・ケイン&ネイト・ピーダーセン
 /文藝春秋

最初は気持ち悪かったけれど面白くて一気に読みました。読後、本のカバー裏のリディア・ケインの写真を見て若くてきれいな人、と思いました。
さっき飲んだ頭痛薬も、指した目薬も時々使う塗り薬も、過去の過酷な医療実験の賜物なんだな〜と思いました。


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*「一膳めし屋丸九」
 中島久枝/角川春樹事務所
 
 人情派時代小説。江戸時代のホッとする小説。お店でスマホ決済障害があって、沢山買ったのにポイントがつかなくてちょっと落ち込んだけど、少し前まで、カード払いもスマホ決済もなかったんだから、色々あっても仕方ないかなと思った。


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*「集まる場所が必要だ
 孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学
 エリック・クリネンバーグ/英治出版

世界各地で巻き起こっている自然災害はこれからもっと増え、インフラの整備は追いつかない。
人と人との繋がり、コミュニティ、集まる場所の大切さが書かれている本。
後半の、熱帯低気圧「ハービー」に襲われたの時の避難の描写が臨場感があり、浸水の恐ろしさを強く感じました。
アメリカ社会の様子(格差や人種差別など)も興味深く読みました。


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*「熱源」
 川越宗一/文藝春秋

2020年第162回直木賞受賞作
史実をもとにしたフィクション

樺太出身のアイヌ・ヤヨマネクフ(山辺安之助)を中心に、アイヌ人、ロシア人、和人、ポーランド人たちの戦時中の物語。

物語のなかで、戦争により、または疫病により、沢山の人々が命を落としてしまう。
生き残った人たちは様々な選択をしながら生きる。

二葉亭四迷大隈重信金田一京助の登場場面も興味深く読みました。

学校では習わない歴史を色々知ることができました。


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*「私が見た未来 完全版」
 たつき諒/飛鳥新社
 2025年7月に大災難がやってくる、と予言してる本。


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*「ひげの殿下日記」
 寛仁親王小学館

正直に一生懸命生きた方なのは分かりました。

前時代の
「男は、男らしいから、男であり、女も又、同じ事です」「子供は、子供らしく」、「大人は、大人らしく」でなければ、社会は壊れます。
など、
ハラスメント行為に繋がるような言葉もありました。皇統の男系継承についても納得出来ませんでした。

古い考え方で壊れてしまった家族、人々が、尊重しあい、再び寄り添えるようになると良いなと思いました。


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