読書 2023年7月

バカの壁のそのまた向こう」
養老孟司 2013年(平成25年)発行

面白かったです。養老孟司さんらしさ満載で、ところどころクスッと笑えました。

この本で秦野章氏の言葉(政治家に倫理を求めるのは、八百屋で魚をくださいと言うようなもの)を知って、調べてみました。
ロッキード事件の時の田中角栄擁護の発言だったようです。
時代の流れに抗うか乗っかるか達観するか、と、ちょっと考えました。


新刊「子供が心配」も読みたいと思います。


養老孟司さんのYouTube
対談「養老孟司✕成田悠輔」も面白かったです。


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「バカの上手なかわし方」
 マクシム・ロヴェール
バカが沢山。よく分からないところもあるけど面白かった。

『感情は抑えようとすれば爆発する。うまく表現して、とことん出しきろう。』

『バカが好戦的でも、話を聞いて平和に解決しよう。』

『まず、人との交流を大切にしよう。価値観は後からついてくる。』

勝っても負けても、宇宙は変わらずあり続ける。自分を大切にしましょう、大切な人と一緒に楽しみを見つけていきましょう、と思いました。


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「東京観光」中島京子

2011年発行の短編集。少し前の時代が舞台のファンタジーが多かったです。


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「ストレスに強い人になれる本」
 宮田雄吾
ストレスと上手に付き合うための、精神科医の適切なアドバイスが色々書かれててます。


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「書いて、捨てる!」モノと心の”ガラクタ“を手放せる4つのノート
 筆子

ありがとうとノートに書き残すこと(感謝ノート)は、主体的に人生を生きるひとつの手段。
口頭で誰かに話してもいいし、自分の心の中だけで感謝できることを思い浮かべるだけでもいいのだそうです。

買い物のしすぎに歯止めをかけるには、管理ノートに、すでに持っている物をすべてリストアップするといいそうです。(私には難しい。。)

本当にほしい物とその値段を書いておく。ティッシュペーパー一箱とか・・

物価が上がってしまった今の状況ではナカナカ難しいかな。

ランチのドリンクバーも値上がりしました(^.^;

でも、意識をして生活するように努めよう、色々書き出すことにトライしてみるのは良いことだと思いました。


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女性天皇」の成立
 高森明勅(2021年発行)
少し難しい本でした。
引用↓
《そもそも現代の世界で、君主の地位の継承資格を「男系の男子」に限定している国は「一夫多妻」を認めているヨルダンやサウジアラビア、さらに人口わずか四万人ほどの“ミニ国家”リヒテンシュタインくらいしかない》
いつの間にか日本は、変わりゆく世界情勢から取り残されてしまったのね、と思いました。
「男系男子」を主張するのは、世界的にはちょっと恥ずかしいことかもしれませんね。


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騎士団長殺し
 村上春樹(2017年発行)
芦田愛菜ちゃんが面白かったと言ってたので、久し振りに村上春樹さんを読んでみました。
2巻一気に読みました。
メタファーの国で渡し舟に乗ったりするようなスリリングなことは起こらない、平穏な暮らしで幸せだと思いました。


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7月最初の読書は、
「まなの本棚」(2019年発行)

中学生の芦田愛菜ちゃんが、それまで読んできた本を紹介してます。
私も読んできた好きな本が沢山で嬉しい。
半世紀前に読んでた本をまなちゃんが読んでる不思議な感じ。

中学生の頃、夏目漱石川端康成は母に勧められて全集を読んだけど、当時は全く面白くなかった。同じ中学生でも、人の心情を慮る、思いを巡らせるまなちゃんは流石です。

芥川龍之介森鴎外星新一村上春樹赤川次郎江戸川乱歩アガサ・クリスティヴィクトル・ユーゴーエラリー・クイーンコナン・ドイル・・
今でも大好きな赤毛のアン

読んだことのない本がいくつかあるので読んでみたい。
児童書の「白狐魔記・源平の風」は大人でも楽しめるかな。

良い本に出会えました。
歩き始めた孫ちゃんも、これからどんな本に出会うのでしょう。楽しみです


追記
白狐魔記「源平の風」斉藤洋
読みました。
面白かった。
孫が源平合戦を学ぶ頃に薦めたいと思います。

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