2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

19番目の勅撰和歌集「新拾遺集」

「新拾遺和歌集」 勅撰和歌集の19番目 十三代集の11番目執奏 足利義詮(室町幕府第2代将軍)宣下 後光厳上皇撰者 二条為明→頓阿1364年成立20巻 1920首前集から4年後の1363年に下命され、翌年1364年に四季部を総覧。 同年に、撰者・為明が70歳で病没したため…

室町初代将軍足利尊氏と「新千載和歌集」

18番目の勅撰集「新千載集」と足利尊氏。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚足利尊氏 1305〜1358 将軍在職 1338〜13581338年、足利尊氏が光明天皇から征夷大将軍に任じられ室町幕府を開く。 1339年 後醍醐天皇が崩御。宝算52(満50歳) 南朝吉野で義良親王(…

18番目の勅撰和歌集「新千載集」

「新千載和歌集」 勅撰和歌集の18番目 十三代集の10番目執奏 足利尊氏宣下 後光厳上皇撰者 二条為定1359年成立。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ ゜゚ *+:。:+* ゚ 主な歌人 為世 42首 為定 36首 伏見院 27首 後宇多院 26首 為氏 25首 後醍醐院 24首 花園院 23首 尊氏 22首 …

出雲八重垣

八雲立つ・・最初の和歌 南北朝時代、20代後半から各地を遠征して戦った宗良親王は、生涯2000首以上の和歌を詠んだといわれます。 准勅撰集「新葉和歌集」は、久坂玄瑞や坂本龍馬など幕末の志士たちも愛唱したといわれます。.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*偶…

准勅撰集「新葉和歌集」

「新葉和歌集」 勅撰和歌集の中で、 准勅撰集とされました。撰集を発案したのは、 後醍醐天皇の第2皇子・宗良親王。 南朝最後の征夷大将軍。.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*宗良親王は、出家して尊澄法親王(そんちょうほっしんのう)といい、 1330年に天台座…

室町時代の勅撰和歌集

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風雅集 その5 花園院の詞

「風雅集」の勉強のおしまいに 「続後拾遺集」その3で書いた花園院が残された詞をもう一度書いておきます。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:* 花園院の記した「誡太子書」(かいたいしのしょ、太子をいましむるのしょ)冒頭に、 君主のために国家人民があるのでは…

風雅集 その4 永福門院

「風雅和歌集」の勉強のために日本詩人選14「式子内親王・永福門院」を読みました。 昭和47年発行の古い本。10代の半ばで敗戦を知った作者・竹西寛子さん。 「心」という言葉が好きだそうです。 永福門院は「冷たい世界に旅されている」と表現しています。永…

17番目の勅撰和歌集「風雅集」その3

「風雅和歌集」主な歌人 伏見院 85首 永福門院 68首 花園院 54首 為兼 52首 為教娘為子 39首 定家 36首 後伏見院 35首 光厳院 31首 徽安門院 (きあんもんいん) 30首 俊成 28首 進子内親王 28首 貫之 28首 永福門院内侍28首 後鳥羽院 27首 為家 26首 儀子内親…

17番目の勅撰和歌集「風雅集」その2

「風雅和歌集」の仮名序を読むと、南北朝の騒乱にあって、乱世が治まることを希求する花園院と光厳院の思いが伝わってきます。 .。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:* やまとうたは、 天地(あめつち)いまだひらけざるより そのことわりおのづからあり。人のしわざ…

サツキ

去年挿し木したサツキ 1号と2号が咲きました。 さつきは、岩ツツジと呼ばれていたそうです。 岩つつじ 折りもてぞ見る 背子(せこ)が着し 紅(くれなゐ)染めの 色に似たればby 和泉式部 from 後拾遺和歌集 .。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:* 水(みな)伝う …