2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

勅撰和歌集 十三代集

勅撰和歌集 十三代集鎌倉幕府の征夷大将軍9代のとき1192年〜鎌倉時代鎌倉将軍1代 源頼朝(源氏)鎌倉将軍2代 源頼家(源氏)鎌倉将軍3代 源実朝(源氏)の時 ☆「新古今集」成立 ~「新古今集」までの勅撰和歌集を 『八代集』という~~この先「新勅撰集」から「新続…

8番目の勅撰和歌集「新古今集」その3

八代集のラスト「新古今和歌集」はWikisourceで全20巻、全文読めます。 主な歌人 西行 94首 慈円 92首 藤原良経 79首 藤原俊成 72首 式子内親王 49首 藤原定家 藤原家隆 寂蓮 後鳥羽院 ・ ・最初の歌巻1 春上1 『詞書』春たつ心をよみ侍りけるみ吉野は 山もか…

8番目の勅撰和歌集「新古今集」その2

八代集のラスト「新古今和歌集」宣下 後鳥羽上皇撰者 藤原定家・源通具・藤原有家・藤原家隆・藤原雅経1205年成立歌数 1978首1198年、 19歳で帝位を土御門に譲った後鳥羽院は、近臣たちと和歌を詠み始め 『正治2年院初度百首』を催して、九条家歌壇を吸収し、…

8番目の勅撰和歌集「新古今集」その1

八代集のラスト「新古今和歌集」は、鎌倉時代初期に成立。平家が壇ノ浦で滅亡し、源 頼朝が鎌倉幕府の初代征夷大将軍となってから、初めての勅撰和歌集。 宣下は、後鳥羽上皇。鎌倉時代1180年 源頼朝挙兵。鎌倉に本拠を置く。1185年 壇ノ浦で平氏滅亡1187年 「…

四鏡

「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」は、四鏡(しきょう、しかがみ)と呼ばれる歴史物語 歴史を明らかに映し出す鏡という書名。 初めに成立した大鏡は、老人が「昔はこんなことがあったなぁ」と語る形式で、あとの鏡物も継承しています。 「大鏡」と「栄華物語」は、年代がか…

栄華物語

「栄華物語」は、宇多天皇から堀河天皇にいたる15代およそ200年間の宮廷貴族、藤原一族の歴史物語。全40巻(正編30巻、続編10巻)正編は、およそ1030年頃成立続編は、およそ1092年頃成立1 月の宴 (宇多天皇の時代から始まる。村上天皇に藤原師輔の娘安子が入…

つもり違い十ヵ条

高いつもりで低いのは 教養低いつもりで高いのは 気位深いつもりで浅いのは 知識浅いつもりで深いのは 欲の皮厚いつもりで薄いのは 人情薄いつもりで厚いのは 面の皮強いつもりで弱いのは 根性弱いつもりで強いのは 我多いつもりで少ないのは 分別少ないつも…

7番目の勅撰和歌集「千載集」その2

「千載集」は、 Wikisourceに全巻掲載されてるので全文読むことができます。宣下 後白河法皇撰者 藤原俊成1187年成立 (壇ノ浦の戦いで平家が滅亡したのは、1185年)歌数 20巻1288首 .。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*序文に 主に後拾遺集以降の歌を撰んだと書か…

7番目の勅撰和歌集「千載集」その1

平安朝末期の激動の直中に成立した「千載集」1156年 保元の乱1159年 平治の乱。後白河院の院政が始まる。平家の全盛期1164年 崇徳院、配流地讃岐で崩御1180年 福原遷都同1180年 源頼朝挙兵、源義仲挙兵1183年 後白河院の院宣により、千載集の撰集が下命される…

勅撰集 八代集

794年 平安京に遷都905年 ①古今集、成立935~940年 平将門の乱951~953年頃 ②後撰集、成立1006年頃 ③拾遺集、成立1051~1062年 前九年の役1083~1087年 後三年の役1106年頃 堀河院百歌1086年 ④後拾遺集、成立1126年頃 ⑤金葉集三奏本、成立1151年頃 ⑥詞花集、…

6番目の勅撰和歌集「詞花集」

「金葉集」編纂から20年足らずで編纂を下命された「詞花集」 部立は「金葉集」と同じ構成の10巻仕立て。「金葉集」三奏本と重複する歌がある。 勅撰集には、同じ歌は撰ばれないので、「金葉集」は勅撰和歌集と認められていなかったのではないかといわれます。 .。.:*・゚☆…

5番目の勅撰和歌集「金葉集」

3度も奏上された「金葉和歌集」院宣 白河上皇撰者 源俊頼初奏本、二奏本、三奏本がある。 初奏本 不明 5巻 478首 1124年(全体的に新鮮味が乏しいという理由で)受納されず返却され、上巻のみが伝わり、全体像は不明。 二奏本 717首 翌1125年に二奏本が奏上さ…

4番目の勅撰和歌集「後拾遺集」

「拾遺集」から、約80年後に撰集された勅撰和歌集「後拾遺集」 勅命 白河天皇撰者 藤原通俊1086年成立20巻 1218首 「拾遺集」から「後拾遺集」が成立するまでの約80年間は 藤原摂関家の全盛時代 「枕草子」「源氏物語」「和泉式部日記」「紫式部日記」「更級日記」が著された時…

3番目の勅撰和歌集「拾遺集」

古今集、後撰集に採られずに遺った秀歌を拾い集めた「拾遺和歌集」 院宣 花山院20巻 約1350首1005~1007年頃成立和歌所が置かれず、花山院の親撰(または花山院が藤原長能・源道済に撰進させた) 主な歌人 紀貫之 107首 柿本人麻呂 104首 大中臣能宣 59首 清原…

2番目の勅撰和歌集「後撰集」

2番目の勅撰和歌集後撰和歌集勅命 村上天皇953年(天暦7年)頃成立20巻 1425首撰者は 和歌所が宮中の昭陽舎(庭に梨の木がある)に置かれたことから 「梨壺(なしつぼ)の五人」といわれます。「後撰集」撰集と同時に「万葉集」の訓釈作業も行われました。撰者 大…

1番目の勅撰和歌集「古今集」

1番目の勅撰和歌集古今和歌集=古い歌と今の歌を集めた歌集勅命 醍醐天皇905年または913~914年20巻 歌数は1100首 撰者は 紀友則(きのとものり) 紀貫之(きのつらゆき) 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 壬生忠岑(みぶのただみね) 巻首に「仮名序」 …