読書2023年11月

11月最初の読書は
「同志少女よ、敵を撃て」
逢坂冬馬

途中、第2章を読み終えたところで、戦火の無い場所で安心して読書出来ることがどれほど幸せなことかと、心から思った。

第3、4、5章は所々飛ばして第6章とエピローグを読んだ。

エピローグから知って、調べたことがこちら

4月30日にヒトラーが自殺、ドイツは5月9日に降伏し、ソ連は勝利した。4年に満たない戦いで、ドイツは900万人、ソ連は2000万人以上の人命を失った。
8月にソ連は日本に宣戦布告。
広島に原爆が投下された2日後の8月8日、ソ連は日ソ中立条約を廃棄(5年間の有効期限の延長をしない)とし宣戦布告。
ソ連対日参戦。
ソ連満州国朝鮮半島北部を制圧。
8月14日、日本はポツダム宣言を受諾。ソ連は千島列島に侵攻。
9月初めに日本はソ連に降伏し、第2次世界大戦が終わった。

戦記は好きではなく「同志少女よ、敵を撃て」は斜め読みしたけれど、読んで良かったと思った。

リュドミラ・パヴリチェンコが手に入れろと言った二つのこと「愛する人か、生きがいを持て」が叶えられる平和な世の中であって欲しい。



「同志少女よ、敵を撃て」を読んだ後日、11月2日に秋の園遊会が開かれました。

明るい日差しの中、両陛下を始め、皆さんが穏やかににこやかに会話している映像を見て、とても嬉しく、平和を有り難いとしみじみ思いました。



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「名前探しの放課後」
辻村深月

最後の種明かしが面白かった。
或者の或言葉から始まった物語。
「ぼくのメジヤースプーン」を読んでから続けて読んで「ぼく」が誰か最後に分かりました。


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「愛子天皇論」小林よしのり

漫画と本文で分かりやすかった。「!」と叫び💥が多すぎます。


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「逆ソクラテス伊坂幸太郎

子供を主人公にした五つの短編集。
奇抜な事はなく、よくありそうな何気ない日常の話。
お子さんや子育て中の人が読むと良いかもしれないと思いました。

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「倣慢と善良」辻村深月

女性たちの心理や行動がアルアルで面白かったです。
倣慢で善良な主人公と、好い人過ぎる架さんの組み合わせも、きっと世の中によくあるのでしょうと思いました。

人と人との出会いや絆、不思議な縁が満ちてる人生を、苦労はあっても楽しく過ごせますように、と思いました。


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