読書2023年9月①


9月の富士山と夕焼け

読書
「コロナの夜明け」
岡田晴恵 2022年12月発行

2019年からの3年間、2022年11月までのコロナ禍での出来事が綴られてます。
パンデミック時の様々なことを思い出しました。
2023年9月現在もコロナウイルスクラスターによる学級閉鎖が起きてます。疾患がなければ重症化の心配はあまりないようですが、後遺症が残る人もいるようです。
ウイルスに負けないよう免疫力を高めることも大切、と思いました。


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「凍りのくじら」
辻村深月 2005年11月発行

末期癌の描写場面は読むのがとても辛かった。物語の結末は、中程から推理できてしまったけれど、読んで良かった。色々あるけど命あるかぎり頑張ろう~と思いました。


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「空をこえて七星のかなた」
加納朋子 2022年5月発行

余韻を残した短編集が続くと思いながら読んだら、最後に見事にパズルが組み合わされて、面白かったです。味わいながら読みました。


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「負動産地獄 その相続は重荷です」
牧野和弘 2023年2月発行

2024年から相続税贈与税が色々変わるようなので読んでみました。
私の場合はお金は残らないと思いますが、持ち家も、亡くなった後には色々大変だと知りました。
住むなら古くて維持するのは大変。
住まないのなら売るのも大変な負動産。
もし売れても譲渡所得に税金や、不動産仲介手数料がかかるとのこと。

あちこちリフォームが必要な我が家ですが、リフォームは必要最低限にして、少しでもお金をとっておいた方が良いかなと思いました。
何しろ相続の手間は大変です。


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「炎上ではない俺」浅倉秋成
2022年5月発行
ドラマを見ているようで一気に読みました。でも、映像化するのは、すぐネタバレしそうで難しいでしょうね。
そういえば、2023年7月に twitterX(エックス)に名称変更になりました。
Xは小学生でも使ってるのかな?と思って調べたら利用不可のようです。その方が安心だと思いました。


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「この部屋から東京タワーは永遠に見えない」麻布競馬場

twitterで発表し反響があった小説、ショートストーリー集。
twitterをしたことがないおばあちゃん(私)が、twitterを読む気持ちで頑張って読みました。今年で30歳になります、の話が多かったです。


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「怪物」
脚本・坂元裕二
監督・是枝裕和
著・佐野晶

2023年の映画「怪物」の小説化本。
映画は、第76回カンヌ国際映画祭脚本賞クィアパルム賞を受賞。
思ったことを大人に対して言葉に出来ない子供たちもいるから、子育ては難しい、と思いました。


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「小さな暮らしのすすめ」
月刊「望星」編

2011年の震災後、2012年に出版されたエッセイ集。
印象に残ったのは
杓子定規な法律解釈への疑問に答えた元官僚(らしき人)の答
「どんな時代でも、シワ寄せを食ったり貧乏クジを引く人間が出るのは世の常だ。そんなものまでいちいち構っていたら、国が前に進まない」という言葉。
心がズキンとしました。
あれから、コロナ禍にウクライナ戦争に円安に、世界中で続く天変地異。
「どんな時代でも」生まれたからには一生懸命いきましょう。


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秋の初めの読書はファンタジー三昧でした。

「空色勾玉」荻原規子

日本神話をモチーフにしたとても面白いファンタジー
中高生の頃に読みたかったと思う本。
この本が刊行された1996年(平成8年)は、我が子達は中学生と小学生。
スーパーマリオバイオハザード、MDプレーヤー等が我が家で流行ってた頃に、こんなに面白い本があったのを全く知りませんでした。


続篇
「白鳥異伝」上
面白かった!いよいよヤマトタケルが出現。

「白鳥異伝」下
ヤマトタケルの物語。とても面白かった。
題名の白鳥異伝の意味が最後の最後に分かります。

老眼鏡をかけながら読んでましたが、途中で目が痛くなり、目を休めながら目薬をさしながら、昔ドラクエにはまった頃のように一気読みしました。

三部目の「薄紅天女」もはまりそうなので、暫く読まないことにしよう。。

。。聴く読書も考えようかな、と思いました。



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「はるひのの、はる」加納明子

ファンタジー小説でした。
一気に読んで、最後に(なるほど)と思えました。
愛する人のために過去を変える、皆がそんな事したら収拾がつかなくなるけれど、出来たら良いのにと思ってしまいました。

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かがみの孤城辻村深月

不登校の中学1年生の女の子・こころが主人公のファンタジー小説
2018年に本屋大賞を受賞。
2020年〜舞台化される。
2022年に劇場アニメ化される。

途中から結末が想像できてしまったけど、とても良い本でした。

孤城=敵に囲まれて身動きが取れなくなっている城、とのこと。

中学1年生で敵に囲まれては怖い。主人公が助かって良かったです。

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「アマテラスの暗号」伊勢谷武

題名に惹かれて読みましたが、ユダヤの話でした。アマテラスは男、と書いてあり、私には合わない本でした。ある意味ファンタジーといえるかも。

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かがみの孤城」にコメントをありがとうございます。
『すべてが回収されるところが印象的でした。 そのうえラストを素晴らしいと思いましたよ。 』
最後にホッとするファンタジーで良い作品でしたね。


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