読書2023年9月③

君たちはどう生きるか
吉野源三郎 1937年発行

あとがき(作品について)より
〈1935年といえば、1931年のいわゆる満州事変で日本の軍部がいよいよアジア大陸に進攻を開始してから四年、国内では軍国主義が日ごとにその勢力を強めていた時期〉

1937年7月盧溝橋事件

中日事変
以降8年間、日中戦争
ヨーロッパではムッソリーニヒットラーが政権をとる

そういう時代の中で書かれた少年のための倫理の本。

ああすればよかった、こうすればよかったと、悔やむことが沢山あるけど「あのときああして、ほんとに良かった」と思うこともありますね。

どんなときにも、絶望なんかしてはだめ、ですね。

同じ題名「君たちはどう生きるか」のアニメ映画があるようですが、内容は違うみたいです。

最後の仏像の話が面白かった。
アレクサンダー大王ギリシアの同盟軍を率いて大遠征、その後のガンダーラ地方でギリシア人によって初めて仏像が作られたとのこと。

毎日ご挨拶してる我が家の仏壇の御本尊。
仏像の歴史を知りたくなりました。


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